令和5年3月16日に開催された潮来市議会定例会で、重要な市政に関する質問が行われた。特に市長選挙及び市議会議員補欠選挙の開票結果について、今泉利拓議員は投票率が低いことを指摘した。
市長選挙の投票率は58.22%で、市議会議員補欠選挙も同様の58.20%で、市制施行以降最低であった。選挙管理委員会はこの結果を受け、コロナ禍の影響や全体的な投票率の減少傾向を背景に考えていると述べたことに対し、今泉議員は次回の市議会議員選挙に向けて投票率向上に努める必要性を強調した。
次に、潮来市内の不登校について言及された。教育部長の塙誠一氏は、令和4年度内の不登校児童・生徒数を小学校15人、中学校36人の計51人と報告した。主な理由として無気力や不安、友人関係の問題が挙げられ、教育委員会は子供が通いたくなる学校作りに力を入れ、スクールカウンセラーによる支援も実施していると説明した。
また、県道大賀・延方線の延伸についても議論され、常井俊宏建設部長は県と相談を行っていると述べ、今後も要望活動を続ける意向を示した。これに対し今泉議員は、プロジェクトの重要性を強調し、予算確保への協力を要請した。
さらに、阿部慶介議員は、市内の空き家のリノベーションについて質問を行った。額賀浩君市長公室長は、空き家バンクを通じた情報提供体制を紹介し、利用促進の広報活動が必要であるとの見解を示した。