令和3年第3回潮来市議会定例会が、9月1日に開会した。
議長の笠間丈夫氏が開会を宣告し、市長の原浩道氏が新型コロナウイルス対策について言及した。市長は、感染拡大防止のため、数々の取組を紹介し、特にワクチン接種の進捗が重要であることを強調した。65歳以上の高齢者の接種率は約86%に達しており、全体においても78%の予約率を記録している。
また、コロナ禍における地方創生臨時交付金の利用状況についても触れ、地域経済支援のための施策を推進する意向を示した。さらに、潮来市では今年度の市制施行20周年行事の一環として「あやめまつり」が実施され、このイベントの安全な開催についても言及があった。
日程では、承認第4号と第5号が登場し、潮来市手数料徴収条例改正案と一般会計補正予算案の説明が行われた。支出の主な項目には生活困窮者自立支援金の支給や、高齢者ワクチン接種に関連する補助金が含まれる。今定例会においては、議案が数多く提出され、議員たちの迅速な審議が求められる。
また、報告第8号、第9号についての議題では、令和2年度の健全化判断比率と資金不足比率の報告が行われ、どちらも健全な数値であることが確認された。市民にとっても安心材料となる報告である。
さらに、休会の件として、5日間の休会が決まり、次回の本会議は9月7日に予定されている。議会特別委員会の設置も承認され、今後の予算や内容の審議が続く見通しだ。議会運営への注目が集まる中、議員たちは精力的に活動を進めていくことが期待される。