令和5年度の潮来市議会では、予算案と第46回全国育樹祭についての議論が行われた。
医療機能の充実と消防施設の強化が重要なテーマとなった。現行の医療体制は限界に近づいており、医師の確保が急務であると指摘された。潮来市では、鹿行地域の医療構想調整会議を通じて、医療体制の強化を推進している。
消防に関しては、救急サービスの到着時間を短縮するための施設改善が求められている。市長は、地域の消防署の耐震補強を行い、救急隊の数を増やしていく考えを強調した。
企業誘致に関しては、向かうべき方向として麻生インターチェンジや潮来インター周辺の開発が言及された。企業立地戦略室を設置し、地域の特色を生かした計画が求められる。特に、農地転用の問題解決に向けた試みが重要視されている。
さらに、育樹祭の成功に向けては、地域の認知度向上やイベントの開催が重要である。全国育樹祭は、皇族の手によって行われる植物の植樹が特徴であり、県民の森を利用した新たな活用法も模索されている。
新型コロナウイルス感染症が5類に移行することにより、今後は医療体制において新しいアプローチが求められると考えられる。市は、感染症に関する情報提供などに力を注ぎ、市民の健康を守るための施策が進められる。
このように、潮来市では新年度に向けて多角的な対策が検討されており、地域住民の安全と活性化が図られる方向が示されている。