鉾田市議会は令和4年第1回定例会を開催し、通学路の安全対策や子供の貧困問題など複数の課題について議論されました。
まず、通学路の安全対策について、教育部長の飯島洋一氏は、昨年の千葉県八街市での事故を受け、国主導の通学路総点検を行った結果、21の危険箇所を特定したと報告しました。また、通学用スクールバスが通過する道路についも確認済みであることを説明しました。
教育部長は、鉾田市内全体の交通安全プログラムの見直しについても言及し、特に小学校や中学校の統廃合が進む中で、プログラムの更新を毎年行う必要性を示唆しました。今後、関連機関と連携し、必要な対策を進めていく方針も強調されました。
次に、農業支援に関する成果について、環境経済部長の鬼沢良一氏が、新規就農者支援事業での成果として、昨年度新規就農者に対する補助金の実績が明らかにされました。合計で20万8千円が5名に交付され、機械設備等の支援では215万5千円が8名に渡されたとのことです。これにより、今後のより安定した農業経営を進めることが期待されます。
さらに、子供の貧困問題について考慮され、福祉事務所長の菅谷美祐氏は、子ども食堂およびフードパントリー事業の実施について説明しました。これにより、子どもたちの食事に関するサポートが強化されることが期待されています。特に、子ども食堂は地域住民の協力を得ながら、子どもたちの居場所を提供する重要な役割を担っています。
このように、本定例会では通学路の安全確保、新規就農者の支援、子どもたちへの支援など、幅広いテーマについて議論し、市民生活の向上を図る重要なステップが確認されました。今後も具体的な施策の進展が期待されます。