令和4年第2回鉾田市議会定例会が開かれ、複数の議案や請願が審議されました。議会は市民の生活や社会に関わる重要な問題を取り上げ、議員たちが活発に意見を交わしています。
まず、議案第1号では鉾田市税条例等の一部改正について質疑が行われました。井川倫士議員は、説明資料が不完全であり、特に住宅ローン減税の点について市民生活に大きな影響があると指摘しました。総務部長の小沼喜勝氏は、今後より分かりやすい説明に努めると強調しました。
次に、議案第2号から第3号、及び議案第5号に関しては、令和4年度の一般会計補正予算と水道事業会計補正予算が提案されました。井川議員は、物価高騰対策について質問し、市長によるさらなる検討が期待されると述べました。特に農業や水道事業における補助金の状況に対する市の対応が求められました。
請願第04-2号では、加齢性難聴者への補聴器購入助成制度の創設が求められました。請願を支持した高野衛議員がその必要性を強調した一方で、個人情報の保護に対する懸念も示され、実効性のある政策の必要が感じられました。
それに対し、議案第04-3号、土地利用規制法廃止に関する請願は不採択となりました。審査の過程では、この法律が国防上重要であるとの意見が出され、安全保障とのバランスが問われる結果となりました。
また、鉾田市小規模企業振興基本条例の制定も議題に上がり、地域の経済活性化を目指す施策が議論されました。商工観光課からの説明を受け、条例の必要性が再確認されました。
最後に、二重作茂兵衛副議長の辞職が決まり、根嵜眞議員が新たに副議長に選出される運びとなりました。市民の声を大切にする開かれた議会を目指す姿勢が強調されました。
今後の議会の活動にも注目が集まります。