令和5年3月の鉾田市議会では、市民の健康や生活環境に関する重要な質疑が多く提起された。最初にがん検診について、福祉保健部長は、市が独自の負担軽減策には消極的であると述べたが、健康意識の向上を図る必要があると強調した。
次に、保育園での使用済み紙おむつの処理に関する質問があり、大部分の公立保育園は保護者の負担なく処理しているが、私立保育園の対応は様々であることが指摘された。市としての補助制度の導入の可能性については研究する姿勢を示した。
体育授業におけるマスクについても議論され、教育部長は、児童の自主的な判断でマスクを外すことを奨励しつつも、体育の授業での状況が許容されていることを説明した。この問題が児童の健康に与える影響を考慮しつつ今後の方針を確認する必要があるとされた。
環境問題に関連したポイ捨てやゴミ散乱の問題については、環境経済部長が市民参加によるクリーン作戦を継続し、モラルの向上が不可欠であるとした。看板設置などの啓発活動が今後の改善策として予定されている。
また、地球環境と循環型社会に向けた施策について議論が交わされ、再生可能エネルギーの普及についても取り組みたい意向が表明された。
最後に、西部工業団地の雑草対策についても消防機庫の雑草管理が求められており、市が適切に管理するための方針を立てていくことが確認された。全体を通じて、特に市民の健康や環境保全に関連する施策の強化が求められた。