令和4年第3回鉾田市議会定例会が9月30日、開催された。議案についての様々な意見や採決が行われ、各議案や請願が認定された。
会議では、議案第1号から第7号までの令和3年度決算認定が主な議題となった。特に、一般会計歳入歳出決算については、議員から質疑や討論が集中した。反対意見として、堀田正衛議員は、認定こども園や人道橋の事業が白紙化されたことに対し、経費の損失を挙げ、「市民の血税の重さを考えてほしい」と強く訴えた。
一方、賛成意見として、高野衛議員は、同決算が政策展開の好循環を支えていると評価し、各種事業が着実に進められたことを強調した。こうした意見を受け、最終的に議案第1号は賛成多数で認定されることとなった。
続いて、議案第3号後期高齢者医療特別会計決算についても、賛否が分かれる討議が行われた。高野衛議員は負担の増加を取り上げる反対意見を述べたが、鬼澤治男議員が賛成し、財政運営が健全であることを説明。その結果、議案は認定される。
また、請願第04-4号については、教職員定数の改善を求める内容であった。これは教育現場の課題を解決するためのもので、全会一致で採択された。これにより、教員不足の問題に対して一歩前進することが期待される。
嘆願書についても、新たに連合審査が行われ、発注方法の振り分けの必要性が確認された。市の公共工事における発注方法の見直しに向け、地元事業者の受注機会を確保することが求められる結果となった。
最終的に、議員辞職に関する件も審議され、井川倫士議員の辞職願は全会一致で許可された。今回は、地域経済の活性化や教育の質向上に向けて、多様な意見が交わされ、重要な決定がなされる会議となった。