鉾田市議会の今年第4回定例会が12月10日に開催され、様々な議題が取り上げられた。
特に、来年から始まる新型コロナウイルスのワクチン3回目接種について議論があった。福祉保健部長の関谷公律氏は、90%を超える2回目接種率について言及し、未接種者への勧奨を続ける意向を示した。また、具体的な接種率についても触れられ、4,600人の未接種者には個別にワクチン接種を促す通知を行うと述べた。
次に、農業関連の話題が挙がった。井川茂樹議員は、鉾田市の農業振興について触れ、特に現場の農家との連携を強調した。市長も同様に、現場の意見を尊重し、農業の発展を目指す姿勢を見せた。
生活道路整備については、建設部長の檜山義徳氏が、現在34か所の整備が進行中、さらには25か所の整備予定であることを報告した。
市庁舎の建設についても重要な問題とされ、市長は防災機能の重要性を訴え、庁舎建設を単独でなく地域の発展に寄与するものとして位置付けているとし、関連する検討委員会の設立を示唆した。
さらに、給食費の無償化についても活発な議論が行われた。教育部長の飯島洋一氏は、無償化には年間約1億4,000万円の財源が必要であると説明し、給食費を全額補助することで子育て世代の定住を促進する考えを示した。
自転車事故防止と保険加入のお願いも議題に上がり、統計データから見ると、自転車事故が徐々に増加傾向にあり、特に高齢者に対する安全対策が必要との認識が示された。
最後に、新庁舎建設についても議論があり、今後の進行状況や計画について市長から詳細が説明され、官民連携の重要性が再確認された。この議会での討論は、鉾田市の今後の方針に影響を与える重要な内容だった。