令和5年7月14日に鉾田市で行われた臨時議会は、議長と副議長の選出、委員会員の選任等が議題になった。この臨時会では、市長岸田一夫氏が市政の現状に触れ、議員の協力を呼びかけた。
市長はまず、多様化する地域課題に対する意識を示した。少子高齢化や自然災害、物価高による経済への影響といった挑戦がある中で、「市民の幸せを追求し、発展を目指す」と述べ、議員に協力を依頼した。この発言には、議会の重要性と連携の必要性がうかがえる。
議長の選挙では、入江晃君が9票を獲得し、新議長に選出された。彼は、「市民の期待に応えられるよう全力を尽くす」と決意を新たにした。また、副議長には小沼勝君が選ばれ、「議会の円滑な運営に尽力する」と述べた。
さらに、常任委員会の構成についても議論された。髙埜栄治君が総務企画常任委員会の委員長に任命され、他の委員会でも行政と協力し、地域の声を反映するための意見交換が進められる運びとなった。
一方物品購入契約の議題では、小型動力ポンプ付積載車の購入が議論された。この契約について、岸田市長は「地域の安全を守るための重要な契約」と強調。また、総務部長竹内正利氏からは、入札結果が報告され、落札率は95.33%であったと伝えられた。
議案第2号では、監査委員の選任が議題となり、井川茂樹君が選任されることに決定した。全体の会議はスムーズに進み、議員の熱心な質疑も見られた。入札内容に関する質疑では、髙埜栄治君が「備品購入の有効活用について」質問し、消防関連の費用が今後どのように運用されるかを確認した。
議会を締めくくる形で、全議題は無事に終了し、会期は本日1日間の決定が報告された。本臨時会では市政の重要な局面が確認され、市民に向けた施策の実行に向けて議会が動き出すことが期待される。