令和5年第3回鉾田市議会定例会が9月29日に開かれた。
会議では、令和4年度の各種会計決算について審議が行われ、特に一般会計歳入歳出決算が注目されました。
決算特別委員会委員長の小沼勝氏は、審査の背景として、決算特別委員会が行った議案の仕分けと質疑の内容を報告しました。
審議の中で、亀山彰氏は令和4年度の一般会計歳入歳出決算に対し、反対の立場から討論を展開。居住環境や市民生活に関わる事業が遅延したことが多くの市民に影響を与える可能性を指摘し、決算認定はできないと強調しました。これに対し、高野衛氏は賛成の立場から、決算の内容を評価し、子育て支援や公共交通の利用向上等を挙げ、認定すべきとの意見を述べました。
議案第2号についても意見が分かれています。
高野衛氏は、国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定に賛成意見を述べる一方、水上美智子氏は税収改善にもかかわらず市民の負担増が懸念されるとして反対の意見を述べました。
また、議案第3号の後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算においては、被保険者数の増加や保険料負担の増加が議論の的となり、賛否が分かれる結果となりました。
その他、本会議では工事請負契約の変更などについても報告され、各種調査特別委員会の設置が提案されるなど、今後の議会運営についても注目が集まっています。
最終的に、議会は令和4年度の各会計決算を認定し、次回の定例会に備えた形となりました。