令和2年第3回鉾田市議会定例会が9月7日に開催された。議長の岩間勝栄氏が出席議員18名を確認し、会議が開かれた。本会議では複数の重要な案件が審議されたが、特に大洋小学校建設に関する質問が目立った。鬼澤治男議員が校舎建設の進捗状況について言及。彼は工事の進捗状況を重視し、入札結果についても懸念を示した。
教育部長の小沼富男氏は、現在の工事は順調に進んでおり、12か月を見込む工期に沿っていると回答した。しかし、入札金額が予想を下回る結果となり、その影響についても議論された。
また、鬼澤議員は通学路の安全性についても懸念を示した。特に、第6跨線橋と第7跨線橋を通学路として使用する際の危険性を強く訴えた。彼は鹿島臨海鉄道株式会社および鉾田警察署に問い合わせを行い、踏切設置が許可されない可能性を示唆し、やむを得ないと判断した。
次に、借地の管理についても言及があり、元学校の放置された状態を問題視。市民の避難所として利用されるためには、適切な管理が必要ですと指摘した。さらに、コロナウイルス感染が拡大する中で、避難所における衛生面の強化が求められた。市長はこの点について、スタッフの配置を進めるとし、市民の安全に対する配慮がなされていると述べた。
最後に、鬼澤議員は人道橋の建設の必要性を強調し、その潜在的な利用者数を指摘。市長もその重要性を認識し、通学路としての安全性確保に向けた取り組みを推進するとはっきりと答えた。その中で、学校周辺における環境整備や連携の重要性が再確認された。今後の導入や設置についても慎重に議論され、市民の期待に応える形で進められる。特に、教育部門との連携が重要視されていることが、本議会での議論を通じて浮かび上がった。