令和3年第108回臨時議会が11月29日に開会した。議会議員選挙後初の会議で、選挙や委員会の設置に関する重要な議題が扱われた。
この臨時議会では、仮議席の指定と議長の選挙が行われ、吉田政義氏が臨時議長に選出された。議長選挙では、笹倉政芳氏が新しい議長として選ばれた。議長選挙の過程では「異議なし」との声が多く、議会の運営が円滑に進められることが期待されている。
議長の笹倉政芳氏は就任挨拶で、議会の運営について「不偏不党を旨とし、皆様の信任に応えられるよう努力していきたい」と意気込んだ。さらに、議会だからこそ成り立つ多可町の意義深い発展を目指すことを訴えた。
同日、議会では次々と重要議案の審議が進行した。副議長の選挙において門脇敎蔵氏が選任されると、議員たちの協力のもと新たな委員会構成が決まった。議会広報編集特別委員会の設置や予算決算特別委員会の構成も承認され、議会の透明性向上に向けた取り組みが進んでいることが印象的であった。
また、補正予算も提案され、特にコロナワクチン接種に関する経費の増額や生活支援事業が取り上げられた。吉田一四町長は「コロナ禍における経済対策が必要であり、今後も住民の安全を最優先に考える」と強調した。
会期は2日間と定められ、各種委員会の構成や必要事項が着実に進められることが期待されている。議員たちが地域住民の意見を反映しながら、より良い多可町の実現に向け努力する姿勢が見受けられた。次回の会議は11月30日に予定されている。