新型コロナウイルスワクチン接種に関し、多可町内では多くの住民が接種を受けている。
町長は、接種後の副反応に関する情報提供が重要であると強調し、接種後の体調変化についてのデータ収集を検討する必要性を示唆した。
酒井洋子議員も、体調変化の観察の場を設けることが重要で、住民が安心して接種を受けるために役立つと述べた。具体的には、接種者が体験した副反応を共有できるシステムを提案した。現に、町民の中には発熱や治りにくい症状を訴える者もおり、医師に相談することの重要性を再確認する必要がある。現状での症状は軽微であっても、他人に感染させるかもしれない不安が広がる中では、情報を共有することで安心感が得られる可能性がある。
町長は、ワクチン接種についての市民の理解を求め、自分自身での判断が重要であると繰り返し述べた。また、誰もが受けたくないと感じる気持ちにも配慮し、受けるか受けないかは個々の自由であるとし、住民への啓発を進める意向を示した。
さらに、推奨されるワクチン接種は、本来は自分が重症化を防ぐためであり、他者に感染させないためだけではないという立場を明確にする必要がある。町民にはこの点をしっかり周知していくとのこと。
また、現在の多可町内の子供たちの重症化や死亡例は報告されておらず、学校での集団接種の可能性についても議論された。マスクの着用については、熱中症予防の観点からも、一律の指導ではなく柔軟な対応が求められ、各家庭での対応を促す必要もあるとの見解が示された。
最後に、教育への行動指針を持つことが重要で、子供たちが安心して教育を受けられる環境の整備が求められている。教育長は、今後も特別支援教育の充実を図り、子供たちが等しく教育を受けられるよう努力する旨を述べた。