令和5年第120回多可町議会臨時会が開催され、デジタル田園都市国家構想に基づく補正予算が提案された。
本会議では、議案第35号として、令和5年度一般会計補正予算(第1号)が議題に上がった。吉田町長は、国のデジタル田園都市国家構想に基づき、5859万4000円を増額した予算案を提案。これにより、総額は124億459万4000円になることを確認した。
町長の説明によると、この補正予算は特に高齢者を対象にしたフレイル予防事業に関わるもので、公的個人認証を利用したシステム構築を行う。さらに、このプロジェクトが進むことで、高齢者がより健康的な生活を送るための支援体制を整備する意向を示した。
質疑において、議員の一人である日原茂樹氏は、予防から実行段階へのシステムの発展について質問。これに対し、ふくし相談支援課長の櫻本和久氏は、フレイルのチェックシステムを既存の活動に連携させ、運動推奨の情報提供を行う考えを示した。
さらに、清水俊博氏が補正予算の中身について詳しく確認したところ、公式LINEを活用したフレイル予防チェック機能が導入されることが報告された。この機能は、利用者にとってアクセスしやすいものとなり、健康アプリとの連携も図られる。
議案は全員賛成で可決され、町長は今後も領域を拡大していく方針を表明した。議会は1日間の会期で終了し、全議事が終了した。出席した議員全員が賛成の意を示し、議案は原案通り決定され、議長が閉会宣言した。