令和5年第4回名寄市議会定例会が、12月13日に開催された。
本会議では、議長の山田典幸議員が開会を宣言。議題としてまず、会議録署名議員の指名が行われ、谷聡議員と高橋伸典議員が選出された。続いて、一般質問が始まった。
一般質問では、山崎真由美議員が「条例を生かしたまちづくり」について言及し、特に「名寄市みんなを結ぶ手話条例」に基づく取り組みとその効果を問うた。山崎議員は、手話を通じて「優しいまちづくり」を実現したい意向を示し、その反響を尋ねた。これに対し、馬場義人健康福祉部長は、手話普及の取り組みとして手話サークルの活動や講座の状況を説明。手話の普及啓発が進んでいると述べた。
また、山崎議員は「(仮称)名寄市子供の権利条例」の制定についても質問。国の「こども基本法」の施行を受け、次のステージを見据えた条例制定の重要性が強調された。市長は、理念に基づいた施策の実施継続が大事で、今後も計画を策定していくと説明した。
その後、東川孝義議員は2024年度の予算編成について質問し、公共施設の維持管理や財政健全化について具体的な見解を求めた。渡辺博史総務部長は、公共インフラの老朽化に対する課題とその対応策を説明。また、名寄市の赤字財政の現状についても詳述した。