名寄市の令和4年第1回定例会が開催され、様々な議題が議論された。
新型コロナウイルス感染症に関する現状について、医療従事者をはじめとする関係者に敬意が表された。現在、オミクロン株の影響が及ぶ中で、市内の感染者数が週ごとに変動していることが報告され、特に家庭内で感染が増えていることが懸念されている。市は行政としての感染対策を講じ、さらなる一般市民への呼びかけを進めることを強調した。
ワクチン接種体制については、医療従事者への接種から始まり、現在は高齢者への接種が進められている。この段階では、エッセンシャルワーカーや一般高齢者へのワクチン接種も行っており、接種体制の確保が進められている。次の段階では、一般市民への接種も日程を指定して行われる予定だ。
加齢性難聴者に対する補聴器購入助成の議題では、多くの高齢者が補聴器の高額なるため困難を抱えている現状が述べられた。本市はこの課題に対処するため、国や道に対し助成制度の要望を続けていく方針を確認した。
デジタル化の取組として、個人情報の保護や自治体の標準化についても議論された。特に、住民の個人情報を安全に守ることは重要であり、今後もその方策を強化していく必要があるとされた。
認知症の方々への支援施策では、名寄市として認知症サポーター養成講座や地域での理解を促進するための取組が行われていることが確認された。同時に、高齢者の生活の質を確保するための配慮が必要であることも強調された。