令和元年第1回名寄市議会臨時会が開会し、議長に東千春議員が選出され、市長の加藤剛士氏が専決処分に関する議案を提案した。市長は新たに設置された総合政策部の設立について説明し、様々な市政課題への対応を強調した。
選挙で新たに議長に就任した東千春議員は、その挨拶に際し名寄市が抱える人口減少や少子高齢化問題など、内外の多様な課題に言及した。議長は、この新しい時代背景を元に議員全員の協力を要請した。引き続き副議長に佐藤靖議員が選出された際も、地域活性化と市民の期待に応えることの重要性について触れた。
この会議では、議会運営に必要な常任委員会や特別委員会の設置、委員の選任が行われ、名寄地区衛生施設事務組合や上川北部消防事務組合における議員選挙も実施された。また、名寄市の税条例や国民健康保険税、市介護保険条例に関する専決処分の承認が求められ、これには多くの質疑が交わされた。
また、加藤市長は、改元に伴う関係条例の整備や、議案第7号における一般会計補正予算の必要性も説明した。これは消費税の引き上げに関連するもので、低所得者の介護保険料軽減強化を目的としている。議会はこれを承認し、他の議案も同様に可決された。
会議を終え、議員たちの協力を求める市長の挨拶で締めくくられた。名寄市の今後の展望と新たに始まる政策に対し、市民の期待を反映させることが求められている。議会運営においては、透明性を確保し、議員と市長が緊密に連携し協力して政策を支持し合うことが喫緊の課題とされている。