令和5年第2回名寄市議会臨時会が、8月2日に開会された。
議会では、会議録の署名議員の指名と今期臨時会の会期を1日と決定した。
続いて、令和5年度名寄市一般会計補正予算についての議論が行われた。
市長の加藤剛士氏が提出した補正予算案には、地域通貨導入に必要な臨時的経費が含まれている。これに伴い、歳入歳出それぞれ1,746万5,000円が追加され、予算総額は242億4,381万3,000円となる。
また、指定されている商業対策事業においては、決済機能追加や加盟店舗用端末の購入費用が国の補助を受けられない部分を補助する内容が盛り込まれている。
質疑応答では、東川孝義議員が地域通貨の周知について質問。これに対し、田畑次郎氏(産業振興室長)は、地域通貨のスタートに向けた具体的な進捗を説明した。今後、8月から9月にかけて、事業者向けの説明会を開催し、住民への周知を進める考えを示した。
さらに、行政ポイントの付与方法や周知計画についても質疑が重ねられ、渡辺博史氏(総務部長)が広報計画の進行状況を紹介した。
最後に、議案第1号は原案のとおり可決され、臨時会に付議された案件は全て議了された。議長の山田典幸議員が、出席者に感謝の意を表し、会議は閉会した。