令和3年第4回名寄市議会定例会が12月15日、午前10時から開催された。
開会に先立ち、議長の東千春市議は、出席議員数は18名であり、定足数に達していることを確認した。議事は、会議録署名議員の指名から始まった。
まず富岡達彦議員が一般質問を行った。質問のテーマは、新型コロナウイルスワクチン接種についての過去の発言に関する訂正依頼であった。議長は、富岡氏の発言について精査し、会議録から削除または訂正する旨を承認した。
続いて、一般質問では、川村幸栄議員が「暖房費用緊急支援事業」や「女性に対する暴力をなくす取組」、「生理用品の学校トイレへの配置」について質問した。特に、暖房費用支援については現在の物価高により多くの家庭が影響を受けている中、支援対象世帯の枠を広げることを強く求める意見が多く聞かれた。川村氏は、名寄市における福祉灯油支援事業の実施要綱の改定を提案した。
さらに、コロナ禍における女性暴力の増加についても触れ、パープルリボン運動の必要性を強調した。市民部長の宮本和代氏は、女性に対する暴力をなくすための各種取組を行っていると回答した。
また、名寄市立中学校の施設改善や老朽化した公共施設についても話が及んだ。議員たちは、今後の教育体制強化に向けた方策を求めた。市長の加藤剛士氏は、公共施設の耐久性改善に向けた計画を進めていることを強調した。
市議は、今回の補正予算の中で、各種支援策を取り入れることを決定した。コロナにより圧迫された家庭への温暖費助成、子育て世帯への特別給付金などがその一つである。