令和2年9月28日、名寄市議会は第3回定例会を開催した。
主要な議案として令和元年度名寄市の各種決算の認定が提出された。その中には一般会計、国民健康保険特別会計、介護保険特別会計等の計10件が含まれ、すべて原案通り可決された。
決算審査特別委員会の東川孝義委員長は、各会計の審査結果を報告。一般会計や国民健康保険特別会計に関しては特に問題なく認定されることが決定された。全会計が適正に執行されていたとの認識が得られた。
続いて名寄市税条例の一部改正が提案された。加藤剛士市長は「入湯税を新設することで、地域の観光振興に資する」と説明した。入湯税は特定条件に該当する場合のみ課税され、小学生以下や日帰り入湯者は免税となる。
議案第19号では「GIGAスクール構想」に基づく財産の取得が承認された。新たに児童生徒に端末を配布するための契約が可決され、本市の教育環境が一層整備される見通しだ。
また、令和2年度名寄市一般会計補正予算が提案され、多岐にわたる事業に対する補正が示された。特に新型コロナウイルス感染症対策としての児童福祉施設への慰労金支給や光ファイバー整備事業に関する予算が取り上げられた。