令和4年第2回名寄市議会臨時会が開会され、重要な議題が取り上げられた。市長の所信表明では、加藤剛士市長が再選の感謝を述べ、民間出身としての視点を重視した市政運営の意向を示した。
特に、コロナ対策や財政運営においては、市民との対話を重視する方針が強調されている。市長は、コロナによる影響や経済の厳しさに触れ、地方交付税への依存度が高い現状からの脱却を目指す意欲を示した。
また、「人づくり」「暮らしづくり」「元気づくり」の3つを基本理念とし、具体的には地域コミュニティの強化、スポーツ振興、そして医療環境の整備に取り組むという姿勢が明らかにされた。
さらに、特別職や議員に関する報酬の条例改正も議題に挙げられ、国の人事院勧告を基に給与引き上げを図る旨が説明された。質疑においても、細かな点まで確認が行われ、全議案が原案通り可決された。
名寄市の選挙管理委員会委員の選任や今後の医療体制の強化についても言及された。新市長を迎えて、名寄市は持続可能な発展へと向かう姿勢を見せる。市民の意見を重視しながら、地域の特性を活かした政策を進める姿が印象深かった。
また、名寄市立総合病院の新院長が、地域医療の要としての思いを語り、市民の健康や福祉に貢献する姿勢を明らかにした。全体として、名寄市議会は地域の未来に向けた重要な一歩を踏み出した。