令和3年6月30日、石狩市議会にて定例会が開かれました。
この日の議会では、様々な議案が提出され、主に条例改正や補正予算案が取り上げられました。特に、石狩市職員の服務に関する条例の改正については、「新型コロナウイルス感染拡大の防止及び行政手続のデジタル化を進めるため、押印の廃止等が行われる」と報告されました。また、市民情報保護に関する条例案も、個人情報の目的外利用に関する例外を追加する形で改正されます。
報告した総務常任委員会の委員長、伊藤一治氏は、「改正案は、今後の社会情勢に対応したものであり、市民にとって利便性を向上させる取り組みだ」と述べました。更に、議案第11号及び第12号に関しては、石狩湾新港港湾区域内での公有水面の埋立てに関する意見も可決され、今後の整備に向けた基盤が整いました。
この日、討論が行われず、全ての議案は一括採決され、原案通り可決されました。また、特別委員会の閉会中の所管事務の継続調査申し出も決定し、今後の行政運営に向けた対策が引き続き進められることになりました。議長の加納洋明氏は、「市民の声を反映させるため、今後も透明な議会運営を心掛けていく」と強調しました。
新型コロナウイルス感染症の影響は未だに続いており、関連する支援策も重要視される中、地方自治体の予算確保や、新たな施策の実施について議会の意見書も提出されました。各種の支援策については、議会でも注視され、引き続き議論される予定です。今後の議会での議論が、どのような影響をもたらすのかに注目が集まります。