令和6年3月1日、石狩市議会は第1回定例会を開催し、様々な議案が取り上げられた。
今回の会議では、特に災害対策と子ども支援に関する質問が多く寄せられた。
災害に対する備えについて、「金谷聡議員」が触発した能登半島地震を受け、市民の安全を如何に確保するかが焦点となった。
加藤龍幸市長は、津波避難所の整備状況を報告し、指定避難所の中でも危険地域に位置する3か所がありますが、定期的に避難訓練を実施していると述べた。
また、金谷議員からは段ボールベッドの寒さ対策に関する要望も聞かれ、今後、暖房設備の拡充を進める考えが示された。市はこれに対し、避難所の設備状況を確認し、高める努力をすると約束した。
さらに、子ども食堂への支援が重要視されており、対象の月1回ではなく週1回までの助成金拡充などが求められた。
市は、必要な支援を行う方針を表明したが、支援内容の深掘りを慎重に進めることが計画されている。
また、障害者福祉についても議論された。「障害者手帳を持つ人は約8%と多いものの、手帳を持たない人の状況はつい捉えにくい」との指摘がなされ、環境整備とともに意識的支援が求められた。
市役所内での障害者理解の施策も進められ、研修などの機会を持つことが重要とされている。
さらに、性別や障害に配慮した避難所運営についても要望が上がり、多様な支援策の取り入れが検討されている。
市は今後、避難所の運営マニュアルに周知を図る必要があると認識しており、合理的配慮の重要性を強調した。
最後に、浜益区の医療体制維持の要望が強く、陳情活動を経て市長に届けられた。市側は、「医療維持の重要性を認識している」としながらも、地域の実情に応じたサービスの在り方を引き続き模索していく意向を示した。