令和3年第1回石狩市議会定例会が、3月19日に開会され、各種議案が審議された。特に、今年度予算が大きな焦点となり、一般会計では総額300億3000万円とする予算が提案された。これに対して、「長引くコロナ禍でも切れ目なく施策を執行する必要がある」と花田和彦予算特別委員長が強調した。理解を求めた。
その中で、具体的には、令和3年度の国民健康保険事業特別会計予算や、介護保険事業特別会計予算も含まれ、その予算案は原案通りに可決された。特に、国民健康保険税条例の一部改正案では、課税限度額の引き上げが提案された。
また、石狩市の特別会計条例の一部改正についても、医療や福祉への支援体制強化を目的にしていることが報告された。この結果、一般会計での予算が可決され、各議案は異議なく原案通り可決となった。
さらに、教育施策としては、小中全体での30人学級実施を求める意見書が可決され、子どもたちへのより良い教育環境の提供を目的とするものである。これにより子育て世帯の経済的負担軽減が期待されており、国や県へのお願いとして行われる。
この特別会計の見直しや新たな取り組みなど、市民サービスの充実を図るための各議案が議決されたことを受け、議会は閉会した。市長の加藤龍幸氏は、経済的な支援策に向けた予算執行の重要性を訴え、今後の施策に対する期待を寄せる発言を行った。市の財政運営の透明性と、各議案の実行に向けた態勢整備が求められる。