令和5年第3回石狩市議会定例会が9月13日に開催され、議事日程は会議録署名議員の指名、一般質問、さらには議員辞職に関する議題が提起された。
この会議では、最初に花田和彦議長が会議を開会し、その後、日程第1の会議録署名議員の指名が行われた。遠藤典子議員と山田敏人議員がその任に指名され、議会は暫時休憩となった。
次に、追加日程として議員辞職について議題が持ち込まれた。佐藤俊浩議員が一身上の都合により辞職の意向を示し、議会はその辞職を許可する決定を下し、議事は終了した。
一般質問のセクションでは、阿部裕美子議員が高齢者の運転免許証自主返納に関する支援策について質問した。市民からの要望を受け、具体的には、免許証の返納後の補助制度の周知や、交通機関利用権の支援策などが必要と強調された。これに対し、松儀環境市民部長は、既存の特典制度や支援を市内の協力事業者の拡大を通じて充実させていく考えを示した。
また、町内会活動の持続可能性についても質問があり、阿部議員は地域の加入率の低下や役員の高齢化に懸念を示し、市長に今後の支援策について尋ねた。加藤市長は、町内会・自治会の重要性を認識し、役員の負担軽減のための新たな取組を共有し続けたいとの意向を伝えた。
最後に石狩市の景観づくりに関する提案として、花と緑の街並みの形成と地域の現状の聞き取りが必要であるとし、今後の施策に期待を寄せる意見が出された。期日には、議員たちはそれぞれの活動に関するビジョンを市民と共有し、持続可能な地域作りに向けての施策の必要性を訴えた。
今回の議会では、議員の辞職、一般質問、町内会活動の維持など様々なテーマが取り上げられ、議会運営の重要性が議論された。市民の声を受け止め、地域の特性を活かした施策作りが求められる中で、議会は市民生活の向上を目指して進む姿勢を示している。