令和4年9月8日に実施された一般質問において、地域医療、地域おこし協力隊、そして社会教育の各分野に対する重要な提言がなされました。
第8番議員の天野真樹氏は、地域医療についての質問を通じ、小児科の開院を達成した経緯を述べました。市内の小児科医は、2年前の危機的な状況から3名に回復した経過が強調され、市が医療体制維持に果たした役割について、地域医療の重要性が改めて確認されています。今日に至るまで、この小児科医の誘致制度が効果的であり、医療関係者の協力によって一つの地域課題が克服されたことも明らかになりました。
続いて、訪問看護の問題が提起され、厚田区における事業者の継続が困難であった状況にも言及しました。しかし、浜益区の業者が引き継ぎ、事業は何とか続いているものの、関係者間での問題の共有化が必要だと指摘されました。
次に、地域おこし協力隊についての質問では、地域の活力低下に対する取組みが提案されました。現在、全国の地域おこし協力隊は6,015人おり、石狩市の隊員たちが一定の成果を上げていることが報告されています。しかし、一方で、インターネット上の意見では、地域との連携が不十分な現状や、隊員自身の目的意識の希薄さが問題として挙げられています。石狩市として、協力隊の今後の方向性を明確にするため、地域の期待と協力をどのように共有するかが問われています。
最後に、社会教育についての質問が行われ、石狩市の教育委員会が市民図書館との連携を強化し、地域に根ざした社会教育の実現を目指すと宣言しました。教育が地域の活力を支える基盤としての意義が強調される中、石狩らしい社会教育をどう推進するかが再関心の的となっています。具体的な方向性として、地域の実情に即した教育内容とアプローチが求められています。
このように、地域の現状に強く目を向け、課題解決に向けた取り組みが進められていることが浮き彫りになりました。今後の市の対応が期待されます。