令和4年9月8日、石狩市議会は定例会を開催し、会議録の署名議員の指名や一般質問が行われた。議長の花田和彦氏は、本日の議事日程を説明した後、指定した議員による会議録署名の議題に移行した。
続いて進行された一般質問では、8番の天野真樹議員が地域医療について質問を行った。天野議員は、地域の小児医療の現状に言及し、以前の小児科医院の減少により地域住民が感じた不安を述べた。市が医師誘致制度を導入した成果として、新たに開院した小児科医院の設立を挙げ、医療体制の充実に期待を示した。さらに、地域医療の支援体制の違いとして、訪問看護の重要性を問い、市の今後の取り組みについて市長の考えを求めた。
これに対し、加藤市長は、訪問看護の役割を強調し、「地域ケアシステムにおいて非常に重要な役割を担っている」と述べた。市は各施策で効果的に医療サービスを展開していく方針を示した。
その後、天野議員は地域おこし協力隊の役割についても言及し、今後の地域作りに向けた期待を語った。地域の新たな担い手を育成する施策に対する市の取組を求め、今後の展望を訴えた。
さらに、市民の生活や文化的活動に寄与する公共施設の整備に関しても議論が行われ、額面的な思考を超えた地域の価値を新たに創出するために必要とされる施策が提案された。特に、子ども達の医療については、精神面を含む多面的な支援が重要であることが確認された。
また、一般質問では他にも地域医療や公共交通の改善等について活発な意見交換が行われ、市民の意見を反映させるための市の努力が評価される場面も見受けられた。