令和元年9月20日、石狩市議会は第3回定例会を開催し、重要な議案が連続して可決された。議会では、成年被後見人等の権利の制限に関する条例案や、印鑑登録および証明に関する条例の一部改正が特に注目された。
成年被後見人に関連する議案第4号では、伊藤一治総務常任委員長が詳細に報告した。
この改正は、地方公務員法の一部改正に伴うものであり、成年被後見人や被保佐人の権利を尊重する制度を進めるものと副市長は強調した。
続いて、議案第5号から9号までは、厚生常任委員長の髙田静夫議員がまとめて報告した。
印鑑登録や子ども医療費助成、災害弔慰金の支給条例など、子育て世代や高齢者への配慮が図られた。特に、医療費助成制度が小学6年生まで引き上げられることが決定し、より手厚い支援が求められていることも明らかになった。
議案第10号の水道事業に関連する改正案も可決された。
加藤泰博建設文教常任委員長の報告によると、水道法の改正により、指定給水装置工事業者制度が見直され、今後5年ごとの更新制度が導入される。
次に、令和元年度の一般会計補正予算案や国民健康保険事業特別会計の補正予算も次々に審議され、全て原案通りに可決された。
質疑の際には、神代知花子議員が、地域循環共生圏構築のための再エネ事業に関する予算について尋ね、部長の小鷹雅晴は、地域活性化に繋がるとしっかりとした展望を示した。
また、教育委員会に関する承認案件も続けて進行し、子どもたちへの影響が強調された。
教育長の鎌田英暢氏は、任期満了に際し、教育現場のさらなる発展に尽力するとの決意を表明し、新たな教育長に選ばれた佐々木隆哉氏も、その抱負を述べた。