令和3年6月17日、石狩市議会定例会が開催された。
この日は、ワクチン接種や新型コロナウイルス感染症対策に関する質問が多く寄せられた。特に、ワクチン接種の進捗状況について、多くの議員が市長に質問した。山田敏人議員は、新型コロナウイルスに対するワクチン接種についての具体的な見通しを質問。
市長の加藤龍幸氏は、医療従事者や高齢者への優先接種が進んでいるとし、徐々に接種対象者を広げる計画であると説明した。また、ワクチン供給の状況についても報告され、8月末までの接種完了を目指しているとのこと。加藤市長は、「市民への接種を迅速に進めるように努めます」と強調した。
次に、松本喜久枝議員が提起したのは、新型コロナウイルス感染症による経済への影響だ。彼女は、特に小規模事業者への独自の経済支援を強く要望した。「経営が続けられない状況の事業者が多数存在しています。市独自の対策が必要です」と訴えた。特に飲食業以外の業者にも広げた支援が求められた。
その後、遠藤典子議員が学校でのがん教育の進展について議論した。彼女は子宮頸がん予防接種に関連する教育について、「中学生ががんの予防と早期発見について正しい知識を持つことは重要です。学校でのがん教育を充実させる必要がある」と述べ、外部講師の活用が有効であると提案した。
市は、今後のがん教育においても外部講師の活用を進め、子どもたちが健康についての理解を深められるよう努めていく方針である。また、今後のワクチン接種についての情報提供も重要視されており、明確な計画を立てて市民に周知することが求められている。