令和元年12月13日、石狩市議会において第4回定例会が開催された。
会議では、令和元年第3回定例会認定の各種決算に関する議案が一括審議され、決算特別委員長の報告として、石狩市一般会計の歳入決算額は274億5423万394円だったと説明された。これに対し、歳出決算額は270億7100万5738円であった。
歳出の内訳には、国民健康保険事業特別会計や後期高齢者医療特別会計も含まれており、特に注意を要したのは、国民健康保険事業の歳入が70億3819万609円に対して、歳出が73億7460万7966円となり、約3億3641万7357円の不足が生じたことだ。これに対し、繰り上げ充用の措置が取られ、決算は了えている。
また、議案第8号から第11号までの会計年度任用職員制度に関する条例案も慎重に審査された。総務常任委員長の伊藤一治議員は、この制度の導入により、非常勤職員の任用において適正な給与が確保される旨を述べ、市民ニーズに即した制度の整備の必要性を訴えた。
さらに、今回の定例会では災害や経済的格差に関する提案も多数発議された。特に、災害救助法の見直しを求める意見書案では、昨今の自然災害を踏まえ、生活必需品である家電の支給を求める声が上がった。議会では、これらの意見が必要とされる支援策の強化として活かされることで市民の生活安定化につながることが期待されている。