令和5年6月16日、石狩市議会では一般質問が行われ、地域ブランドの構築など幅広いトピックが取り上げられた。
議員の鈴木圭一氏は、石狩市が全国的に認知されているにもかかわらず、市自体の知名度向上が課題であると指摘した。石狩の魅力を効果的にアピールする必要性を強調し、フィールドグッドフェスやライジングサンロックフェスティバルが地域への経済効果をもたらすと述べた。これに関して、石狩市としての考えを政府に問いかけた。
次に、子どもたちの職業体験事業について質問がありました。市として地域企業との連携を深め、将来の担い手となる子どもたちが地元に定着するための取り組みを後押しする考えがあるか、教育長に意見を求めました。教育の視点からも、職業体験の価値や意味を理解させることの重要性を訴えていく必要があるとしています。
また、南浄水場の施設処分についても議論が交わされた。鈴木氏は、放置された状態の浄水場が市民に景観上の懸念をもたらしていることに言及し、民間に払い下げ、活用してもらうことで、地域に経済効果をもたらす案を示した。施設の撤去判断をいつ行うのか、具体的な見通しを求めました。
石狩市の情報発信に関しては、デジタル化を活用してどのように市民にアプローチしていくのかを尋ね、公式LINEアカウントの登録者数を増やすための施策について具体的な計画を求めた。また、学校や町内会の情報を市民に届けるための方策を聞きました。
さらに、児童生徒の学力向上対策に関して、教育委員会としての分析を促しAIドリルの導入計画についても意見を求めた。このような取り組みが、地域そのものの活性化や教育の質向上に寄与することが期待される。
地域ブランドを築くための民間イベントの活用、子どもたちの職業体験事業の推進、南浄水場の利活用、効果的な情報発信、そして児童生徒の学力向上策など、多岐にわたる議題が掲示され、地域づくりへの意欲が見られる。
これらの質問には今後の課題に対する解決策が期待されており、石狩市が地域の価値を適切に発信できるよう取り組んでいく姿勢が示されています。