令和4年第4回石狩市議会定例会が12月16日に開かれ、9つの決算認定や議案が一括で議題となった。議題には令和3年度一般会計歳入歳出決算や国民健康保険事業特別会計など、様々な会計決算が含まれており、合計9議案が委員長からの報告を受けた後、賛成多数で認定された。
また、新しい条例案として、石狩市における個人情報の保護に関する法律施行条例案についても審議が行われ、総務常任委員長の伊藤一治氏から条例改正の必要性について説明があった。改正案は、国の法律に基づくもので、情報管理の強化が求められている状況に合わせたものであると強調され、賛成意見が多く寄せられた。
一方で、反対論もあった。結城花子議員は、新たな規制が市民のプライバシー権を脅かす可能性があると懸念し、慎重な議論を促した。その結果、条例案は原案通り可決された。
令和4年度の一般会計補正予算案も重要な議題となり、教育費や建設費に相当数の増額が見込まれている。特に、浜益区の学校施設整備に関する計画が進行中で、慎重な予算編成が求められている。議長は今回の予算案が市民生活に与える影響についても意見を求めた。
陳情書に関しては、物価高騰への対応について、医療機関や介護事業所が財政措置を求めたにもかかわらず不採択となった。その影響を受ける施設について、関係者からの厳しい声が寄せられている。議長は、これらの声に応えられるよう、今後の対応策が必要であると認識している。
最後に、発議された意見書、特に医療・介護の充実や人権保護に関する取り組みが委員会で論じられ、賛成多数で可決された。