令和元年7月19日、石狩市で開催された一般質問では、児童虐待や観光振興についての様々な課題が取り上げられた。
児童虐待問題では、佐藤俊浩議員が前年度の石狩市における虐待件数やその対応状況について質問した。市の担当者は、虐待発生件数は約50件であり、継続的な支援が必要と認識していると回答した。さらに、行政と児童相談所、警察の情報共有の重要性も強調した。
観光振興に関連しては、「石狩まるごとフェスタ」の中止やライジングサンとの関係が取り上げられた。天野真樹議員からは、サイクルツーリズムの推進が求められ、どのように地域活性化につなげるかが問われた。市の観光担当者は、新たな観光イベントの検討を進めていると述べた。
交通政策についても議論が行われ、特に児童や高齢者の安全確保が焦点となった。松本喜久枝議員は、交通事故防止のための施策を提案し、具体的な取り組みを求めた。市の交通部長は、学校周辺における交通安全対策を強化すると述べた。
また、石狩市では上下水道施設の耐震性についても確認が求められた。これに対し、今後実施される耐震診断の計画を説明する回答があった。議員からは、地域のインフラ整備の重要性が再確認された。
最後に、石狩湾新港の振興について意見が交わされた。特に洋上風力発電への事業参入が重要であるとの声があり、新たなエネルギー政策の展開に期待される。市は今後、港湾整備の促進とともに人材確保に向けた公共交通の充実を図る計画であると説明した。