令和6年6月28日、石狩市における第2回市議会定例会は、多様な議題を通じて市民生活向上を目指した内容が議論された。
本会議では、市道路線の変更に関する議案が可決された。建設文教常任委員長の報告によれば、石狩湾新港地域の道路整備が完了し、この変更により路線が3本増えることとなるという。
また、令和6年度一般会計補正予算も審議され、物価高騰対策として低所得者支援及び定額減税補足給付金に関連した経費として、歳入歳出ともに3億660万円が追加される見込みだ。副市長の小鷹雅晴氏は「急を要する経費について所要の措置を講じようとしている」と述べた。
さらに、発議として「ゼロカーボン北海道の実現」に関する意見書案も提出された。本案は、持続可能な社会を実現するため、森林資源の循環利用を進めるための施策を求める内容となっている。議員の伊藤一治氏はこの意見書の必要性を強調した。
加えて、環境問題への取り組みの一環として、災害発生時の情報連携体制の構築についても意見書が提出された。これは災害時における確実な情報提供と迅速な行動に資することが目的とされており、多くの議員から賛同された。
さらに、厚生常任委員会からの報告として、女性差別撤廃条約関連の陳情や選択的夫婦別姓制度導入を求める意見書についても取り上げられた。それぞれ、国会と政府に向けた具体的なアクションが求められている。
この会議を通じて、多様な視点から市民生活に寄与する施策が進められ、石狩市議会の活動が市民にとってより良い環境を目指すことを再確認する結果となった。