令和3年6月18日、石狩市議会の定例会が開催された。
この日の議題は、会議録署名議員の指名と一般質問である。
一般質問では、18番髙田静夫議員が複数の重要なテーマについて問題提起を行った。最初に花川南地区の道路舗装事業について言及し、髙田議員はこの地区が昭和40年代に造成され、現在では舗装の老朽化が進んでいることを指摘し、進捗状況を問うた。佐藤建設水道部長は、進捗状況について約10%であること、舗装化を進める方針であることを強調した。
続いて、髙田議員はマイナンバーカードの取得状況について質した。松儀環境市民部長は、市の取得率が28.2%であるとし、特に夜間窓口や休日も開設し、取得の促進に努めていることを説明した。
さらに、米の過剰在庫についても言及した髙田議員は、新型コロナウイルスの影響で飲食業が低迷し、米の需要が減少している現状を指摘。政府の作付転換政策について、本間産業振興部長は国の目標を引用し、地域協議会と連携しながら必要な対策を進めると述べた。
除排雪事業についても髙田議員は、厳しい財政状況の中での市民サービス向上が求められると指摘。その後、髙田議員は新型コロナウイルス感染症対策に関心を寄せ、ワクチン接種の進捗と市の組織体制について質した。鎌田副市長は、状況に応じた柔軟な対応が求められると応じた。
議題に上がった各事項が議論され、特に地域住民の意向や環境保全の観点が重要であるという意見が多々言及された。今後の動向や具体策が求められる中、市の対応が注目される。
石狩市議会では、市民生活の向上に向けた多様な議題が無事に議論される形となったが、引き続き各議題の進捗とその影響が市民の耳目を集めそうである。