令和2年9月の石狩市議会定例会では、コロナ対策を始めさまざまな重要な論点が話し合われた。
中でも、コロナウイルス感染症対策についての現状は、議員の金谷 聡氏からの質問に答え、危機対策担当部長の市園 博行氏が、市が備蓄している消耗品の量を報告した。例えば、マスクは69,800枚、消毒剤460本などを備蓄しているという。これに対し、金谷氏は、スクールバスの増便が感染予防に役立つとし、今後も継続すべきと強調した。
また、次の質問では、環境市民部長の松儀 倫也氏が、プラスチックごみ削減に向けた取り組みについて言及した。国の政策に基づき、石狩市はプラスチックごみを燃やせないごみとして分別しているが、リサイクルのための分別精度を高める重要性を述べた。
食育と給食費無償化の議論では、三崎 伸子議員が、コロナ禍で困窮している家庭に対する支援策としての給食費無償化を提案した。しかし、加藤 龍幸市長は、現行の予算規律に則った支出には限界があると回答し、給食費は保護者負担であるという立場を示した。
これに対し、神代 知花子議員は、地域経済を活性化させるために新型コロナウイルスの影響で暮らしに困窮している市民への支援の必要性を訴えた。福祉部長の大塚 隆宣氏は、生活支援金の申請状況に触れ、特別貸付金の延長を報告しました。
また、公共交通の維持に関する課題も浮き彫りになった。市では、自動運転実証実験や地域の交通空白地を解消するための取り組みを進めていく必要があるとされており、今後の継続的な支援が求められます。議員からは、商工業の再建に向けた新たな施策についても言及された。
閉校した石狩小学校の利活用についても議論された。市は、今後、地域の歴史文化を伝える施設にすることを計画しており、民間の力を活用する意向も示されました。市民参加型の意見交換を通じて、この計画を進めることが期待される。
新型コロナウイルスが引き起こした緊急な状況の中、議会では多くの政策が議論され、市民の視点からも多くの提案が行われた。継続して民意を反映させる施策の必要性が強調され続けています。