令和5年6月19日に開催された石狩市議会定例会では、一般質問が行われました。
日下部勝義議員は、市道の舗装についての質問を行いました。市の舗装率は約78%ですが、残り22%の未舗装部分に対し、特に農村部での生活道路の舗装要望が高まっています。これに対し、本間建設水道部長は、交通量や劣化度を考慮し、優先順位を決定していくと述べました。
また、日下部議員は生振地区における違法堆積物の問題についても触れ、松儀環境市民部長が現地訪問を行い、対処を図っていると回答しました。しかし、合法的な手段での解決は難航している現状に、市民の不満が高まっていることも指摘されました。
最近の選挙での投票率が低下していることも議論され、特に若年層及びファミリー層の投票参加を促すため、官民連携による啓発活動の必要性が強調されました。市長の加藤龍幸氏は、今後も市民の参加を得るため、さらなる工夫が必要だと認識しています。
洋上風力発電に関しては、議員からの反発がいくつか見られ、市長は既存の法定協議会を通じて漁業者と協調しながら進めていく意向を示しました。しかし、地域住民からの不安の声が高まっており、十分な説明と協議が求められています。
さらに、コロナウイルスに関する質問も多数上がりました。市内の学校や保育施設での感染状況について、ワクチン接種を含む具体的な対策や今後の見通しについて報告がありました。特に、ワクチン接種後の健康被害への対応については慎重な姿勢が求められており、市はその情報を集積している状況です。
このように、議会では市民の多様なニーズに応えるための幅広い課題が議論されており、今後の対応策が期待されています。