令和3年第4回三原市議会の定例会が6月22日、開かれた。市議会では、様々な議題が審議され、いずれも全会一致で可決された。
まず、議第52号の三原市個人情報保護条例等の一部改正が議題に上がった。これは、デジタル改革関連法案に伴い、個人番号カードの発行主体が変更されるための条項整理で、萩 由美子議員が総務財務委員長として経過及び結果を報告した。
次に、特に注目されたのは、議第59号の三原市予防接種健康被害調査委員会条例の改正。杉谷 辰次議員は、この条例改正により、新型コロナウイルスワクチン接種による副反応の調査が可能になると説明した。この改正に基づいて、市側は現在まで、重篤な健康被害の事例がないことも示された。
財政に関する議案では、補正予算も話題となり、特に一般会計補正予算(第3号)が3億354万円の増額で成立。感染症対策や交通負担軽減、高齢者へのワクチン接種費用などに割り当てる内容だ。正田 洋一議員がその詳細を報告した。
さらに、地方財政の充実・強化を求める意見書が提出され、現状の厳しい財政状況への対応を求める内容が盛り込まれている。岡田 吉弘市長も、市民に対しワクチン接種の重要性を訴え、今後の計画を説明した。
各議案では議決権を持つ議員が賛成ボタンを押すことで進行されることが定 評された。特に、コロナ禍における行政需要の増加や財政需要の見直しが求められており、各議案への関心が高まっていることが伺える。市の行政運営がどのように進むのか、今後の動向に注目したい。