令和5年第3回三原市議会臨時会が開催された。議長経験者の陶範昭議員が辞職し、新たに岡本純祥議員が議長に選出された。
市議会では、議長の辞職と新議長の選出が主な議題となった。議長の陶範昭議員が一身上の都合により辞職願を提出し、即座にその辞職が許可された。陶議長は任期中、議会の活性化に努め、開かれた議会を目指して政策提言を行ったと述べた。
新議長として選出された岡本純祥議員は、議会運営に全力を尽くす所存を示した。市と議会の関係について、両輪であるとし、今後の協力を求めた。
議事では、市道路線の認定や財産の処分価格変更に関する報告も行われた。市道路線の認定案については、沼田東町納所の開発行為に基づき、新たに市道として維持管理するための認定が求められた。この案は質疑なしで可決された。また、三原西部住宅団地の処分価格変更についても説明があり、マイナス4.5％の変動を受けて価格が見直されたことが報告された。未処分区画は73区画残っている。
学校再開を見据え、新型コロナウイルスに関する取り組みも議論された。岡田吉弘市長は、感染症の扱い変更に伴い市民が安心して生活できるよう、引き続き基本的な対策の重要性を強調した。市民の理解と協力をお願いし、感染対策への意識を高めていく考えを示した。
本臨時会の会期は初め1日と決定されたが、議事の都合により翌日11日まで延長されることに決定した。今後も引き続き議会の活動が注目される。