令和4年第3回三原市議会臨時会が、5月9日に開会した。
岡田吉弘市長は、出席した議員に対して感謝の意を示し、職員給与に関する条例改正などの重要議案を提出したことを明らかにした。特に、三原市職員の給与に関する条例改正は、国家公務員の給与改定に合わせ、期末手当を減額する内容となっている。
池本勝彦副市長は、議第57号及び議第58号の扱いについて具体的な説明を行った。国はコロナ禍の影響を考慮し、昨年12月の期末手当の減額を見送ったが、令和4年6月期の手当を減額することを決定。そのため、本市の一般職、特別職、議員についてもそれに準じた減額を行う。議第57号では、一般職の期末手当を0.15月分減額することが決定された。
質疑では、議員からの説明を受けた後、特に不公平が生じることはないかとの質問も出たが、理事者は制度的な整合性を説明した。また、質疑後には各案は無事に可決された。
報第5号から報第9号に関する専決処分についても承認され、税条例の改正や退職手当、国民健康保険等に関する内容が審議された。新地弘幸副市長は、それぞれの条例改正の理由と必要性を述べ、理解を得た。
また、議会運営支部では副議長の辞職が報告され、次に副議長の選挙も行われ、児玉敬三議員が副議長に選出された。この選挙によって、議会のさらなる安定と発展が図られることが期待される。
会議の最後に、岡田市長が改めて議員に対し、議案の承認に感謝の言葉を述べた。そして、今後も三原市の発展に寄与するよう、引き続きの支援を求めた。臨時会は、午後9時に閉会となった。