令和3年第6回三原市議会定例会では,豪雨による旱魃と水害対策についての現状と今後の取り組みが議論された。
主に,豪雨による被害の影響で,幸崎地域においては道路冠水や家屋の浸水被害が発生し,早期の対策が求められている。
特に味潟ポンプ場の運転状況について,設計仕様や職員の配置が問われ,今後の防災設備としての自動化が期待されている。事務局の説明によれば,ポンプ場は設計上,降雨量の基準に基づいて設計されているものの,暴風や大潮に伴う複合的な要因で浸水があったと分析されている。
加えて,警戒レベル発令時におくる防災気象情報の情報提供が重要であるとの認識が示され,より的確な避難行動を促進するための見直しが必要とされている。
また,家屋や農地が被害を受けた場合には,三原市災害見舞金等交付要綱に基づく支援制度があるが,周知の重要性も強調された。
さらに,地域住民の自主的な防災活動促進のため,自主防災組織や民生委員の役割が求められている。
これらの取り組みを通じて,市民の命を守るネットワーク形成が求められている。
災害の頻発化に対し,行政は情報伝達の体制強化と防災マニュアル整備に関して力を入れる必要があると改めて確認された。
結局この日は,今後更なる災害への備えを再確認し,地域との連携強化を誓った。