令和5年第7回三原市議会定例会が開催され、多くの重要な議題が討議された。
最初に、3番の角広寛議員が本郷産廃処分場の問題について質疑を行った。特に、住民への水質検査結果の公開がなされていないことは問題視され、特に隠蔽行為は許されないと強調した。角広氏は、「すぐにでも公開し、住民に対して謝罪すべき」と求めた。
これに対し、森坂純也生活環境部長は、情報公開については慎重に検討しており、一部は公開しているとの回答を示した。さらに、「県からの指導も受けながら適切に対応していく」と述べた。
次に、県の不正手続きについても言及がなされた。角広議員は、広島県による本郷処分場の再開手続きが不適切に行われていると指摘し、「県や業者の利益を優先した誤った姿勢」と強い口調で非難した。これに対し、森坂氏は県からの報告を基に適切な対応を行っていると説明し、さらなる指導を求めていく考えを示した。
加えて、地域経済の循環に関する議論も展開された。地域内での業者優先発注や地元産品の意味を強調し、経済の回遊性を活かす施策が必要とされた。特に、祭りやイベントを通じて地元の魅力を発信することが重要視され、年々依存度が高まる外部の大手業者に対する依存を減らす必要が語られた。
本議会では、地域住民の意見や要望が反映された重要な議論が行われ、今後の三原市の持続可能な発展に向け重要な指針を示すものとなった。特に、住民の不安を軽減し、経済活動の活性化に貢献するための施策が期待される。