令和6年第2回三原市議会定例会が開催されており、議題には災害対策や予算案が含まれています。
特に注目されるのは、ペット同行避難の対策です。岡田直己議員は、災害時にペットと共に避難する際の課題について発言しました。災害の発生時に、動物アレルギーやペットが苦手な人に配慮し、ペット同行の避難所受け入れについて議論されています。桑原伸夫危機管理監は、「ペット同行避難は重要である」と述べ、現在の市の方針を説明しました。市では、ペットを屋根のある場所や車中でも避難可能とするなど、具体的な施策を検討しています。
次に、今年度実施されたこどもおしごとチャレンジについての報告があります。市長は成功裡に終了したとアピールし、多様な企業との連携によって高い満足度を得たとし、来年度はさらに職種を拡大する意向を示しました。市民からは参加の意欲が高く、次回の開催に向けた期待が高まっています。
また、市内の農業振興に関する議論も行われました。農業政策に対して、本市の施策が全国の趨勢に遅れを取っているとの指摘がありました。岡田吉弘市長は、有機農業や契約栽培について前向きな取り組みを示すよう求められましたが、具体的な進展は見られていないとの意見が多く寄せられています。
さらに、井戸水の活用に関する提案も注目されています。災害時の水の供給手段として井戸水が再評価され、住民が井戸を開放する仕組みの設計が急務とされています。