令和4年6月9日に開催された三原市議会定例会では、糸崎小学校及び本郷中学校の長寿命化改修工事に関する請負契約の締結が議題となった。
今回の契約では、糸崎小学校の改修工事が1億4,657万2,800円、本郷中学校の改修工事が1億8,108万2,000円とされ、いずれも令和5年3月15日を履行期限としている。
新地弘幸副市長は、糸崎小学校の屋上防水や外壁、内装の改修内容を説明。
「長寿命化改修工事は、建築後40年以上が経過した校舎の維持管理に必要である」と重要性を強調した。
議会は両案を速やかに総務財務委員会に付託し、細部の審議を行った。
また、臨時議題として報告された和解と損害賠償についても議論が展開され、新地副市長が本町二丁目で発生した事故の詳細を説明した。
「損害賠償3万7,400円は、事故原因の職員責任を果たすための措置であり、今後の再発防止に努めたい」と述べた。
さらに、一般質問でも盛況なやっさ祭りや新型コロナウイルスの影響、地域の文化・歴史の振興についても発言がなされた。
議員らからは、文化資料を活用した地域振興の重要性や教育活動、歴史の発信についての提言が相次ぎ、市長や教育部長はこれに対して積極的な態度を示した。
観光振興や文化振興に関し、地域の歴史や文化を学ぶ場の設置を改めて提案し、「教育と観光、双方の好循環をつくる」と話している。