令和元年第2回三原市議会臨時会が開催され、様々な議案が審議された。
主な議案としては、財産の取得、道路改良工事、災害復旧工事の請負契約が挙げられ、特に円一皆実線道路改良工事に関しては、入札の透明性と公正性に関する質疑が交わされた。
副市長の大西英之氏は、救急艇の取得を含む議第2号に対する説明で、故障や陸上からの位置特定を迅速に行うことができる新しい設備の導入を強調した。この新型救急艇の取得価格は約4455万円だという。
また、議第3号の円一皆実線道路改良工事に関しては、契約金額が約7億7686万円であることが発表された。特に寺田元子議員から提起された、入札時の同額落札の背景や、最低制限価格の運用方法についての意見が注目される。
寺田議員は、入札における最低制限価格が予定価格の90%に設定されているため、業者が関連性を持って同じ金額で入札を行なった過去の事例を説明。これに対し、副市長は最低制限価格の徹底的な設定を進める考えを示した。現場の特性を考慮し、品質保持の観点からも重要であると述べた。
さらに、道路災害復旧工事においては、豪雨災害の影響を受けた箇所の補修が行われる予定で、入札における結果を受けて落札者も決定され、工事が迅速に進められることが期待されている。これは、市民の生活基盤を脅かす事例を減少させ、市街地の安全を確保するために必要な施策である。
市長の天満祥典氏は、全ての提出された議案が原案通り可決されたことに感謝の意を表し、今後の対応に注力する姿勢を強調した。市民の安全や福祉の向上を目指して、議会での意見も反映しさらなる工夫が求められている。
これらの議案は三原市の今後の発展に向けた重要な施策であり、それぞれが市民にとってどのような影響を及ぼすかが注目される。議論の深堀りが進められることで、より良い地域づくりが実現できる所属のあることを期待しながら本会議は終了した。