令和3年第1回三原市議会定例会が令和3年2月25日、日本の最新の議題が議論された。特に予算案関連の議題が多く、市の財政運営に関する重要事項が取り上げられた。話題になったのは、令和3年度の一般会計予算内容や特別会計予算の承認に関してである。
つづいて報告されたのは、宮垣秀正議員による道路網整備に関する質疑である。市道幹線は整備が進んでいる一方、県道や国道などについては進捗の遅れが指摘され、不安が広がっているとの発言が相次いだ。また、災害時の交通支障を解消するための緊急輸送道路の重要性も訴えられた。特に、県道三原東城線と三原竹原線に関しては、過去に発生した長期通行止めの影響から、早急な整備が求められている。
続いて、宮垣議員は空き家対策について質問した。三原市における空き家の状況について整理され、管理の難しさや近隣住民からの苦情が増えている現状が語られた。その後、行政はこの問題にどう取り組むかが審議され、特に不適切な管理の空き家が周囲に影響を及ぼす危険性を指摘された。そのため、特定空き家の認定制度や制度の運用実態についても言及された。
市の各部門が連携し、適正な管理を行う重要性が強調された。続いて,住田誠議員は新型コロナウイルスワクチン接種の問題を提起した。接種しない市民に対し差別や偏見が生じないための対応について説明を求めた。このことに対し、寄光静保健福祉部参事は、ワクチン接種が義務とはされないものの、正しい情報提供の重要性を強調した。市民が安心して接種できるよう、必要な環境作りを進める方針が示された。
さらに、住田議員は通信環境の整備についても質問した。現在、三原市内での光回線整備率はほぼ100%に達しているというが、今後の機器更新計画や管理体制のさらなる充実についても触れられた。市民の生活をより便利にするため、デジタル化を推進しながらもその実態も踏まえた対策が不可欠とされた。
最後に、七川議員は市民協働のまちづくりや、地域課題の解決に向けた取り組みの重要性を訴えた。市民が主体となることで地域を盛り上げ、持続可能な発展につなげることが重要であるとの意見が述べられた。
今回の議論を通じて、三原市の直面している多くの問題を市民とともに解決するための姿勢が示された。今後すべての市民が安心して生活できる環境作りが期待されている。