令和5年第5回三原市議会臨時会が開催され、水源の保全に関する意見書が採決され、可決に至った。
会議は令和5年7月14日、午前10時に開会され、岡田吉弘市長は挨拶で臨時会の招集について触れ、議題となる意見書の重要性を強調した。
日程に沿って、まず会議録の署名議員が指名され、次に会期が本日1日のみと決定された。続いて、市内の水道水源保全にかかわる意見書の提出が議題となり、角広寛議員が説明に立った。彼は水源に係る危険性を具体的に指摘し、特に産業廃棄物処分場建設に伴う環境問題を強調した。
具体的には、平成30年に設置許可が下りた処分場から浸出水が流入し、それによる汚染が発生したことが報告された。最近、広島地方裁判所はその設置許可を取り消す判決を下したが、県の対応への不信感が募っていると述べた。
さらに、寺田元子議員は賛成の立場から討論を行い、市民が生活に不安を抱えるなか、行政に対する厳しい姿勢を求めた。彼女は、全ての市民が安心して生活できるために必要な措置の実施を強く訴えた。
その流れで採決に移り、原案が賛成全員の支持をもって可決された。本意見書は水源の保全を求めるものであり、住民の安全な生活を守るための重要な一歩とされた。
最終的に、会議は午前10時13分に閉会され、今後の対応に注目が集まる。議会は地域住民と協力し、さらなる環境保護に向けた取り組みを強化する意向を示した。