令和4年第3回神石高原町議会定例会が6月24日に開催された。
議題には複数の議案や報告が含まれ、多くの内容が審議された。
最初に扱われたのは、議案第89号と議案第90号である。これらは共に字の区域及び名称の変更に関するものであり、具体的には
草木地区及び上豊松地区の一部に関する調査結果に基づくものである。副町長の森重純也氏は、変更の必要性を説明し、議員からの質疑もなく、両案は全員一致で可決された。
次に、議案第91号、神石高原町過疎地域持続的発展計画の変更についても同様に可決された。これも
地域の持続的な発展を支援するための重要な施策であり、具体的な内容については政策企画課長の池田孝介氏が詳細を説明した。
議会はこれを受けて、緊急の対応が求められる中にあっても、議論を通じて地域 持続可能性のための施策を進めた。
また、報告第1号から報告第5号までが一括して受けられた。これには一般会計の繰越明許費や、特別会計の繰越などが含まれる。
副町長の森重純也氏は、各報告について背景や金額、目的を説明し、質疑応答は行われなかった。これらの報告は、地域の財務状況を把握し,
今後の施策に反映させる上で不可欠であり、適正に処理されていると言える。
続いて、発議第3号と第4号、いずれも国への意見書提出についての議案も可決された。特に発議第3号は、急激な少子・高齢化の対応に対して地方財政の充実を求めるものであり、これに対し神石高原町の柏床由夫議員が提案した。政府に対して行政需要の見積もりなど、具体的な10項目が挙げられた。
発議第4号は、教育の質向上を目指して少人数学級の実現を求める意見書であった。
これらの提案は、地域の未来を見据えた重要な一手となるだろう。
全議案の可決後、町長の入江嘉則氏が挨拶を行った。彼は、数多くの議案を全て可決していただいたことに感謝を述べ、今後も地域の活性化に努める考えを示した。また、コロナとウクライナ問題への迅速な対応を約束した。この会議は、町民の皆様の健康や安全に配慮する内容となっており、地域の課題解決に向けた積極的な姿勢が見られた。