令和3年第5回神石高原町議会臨時会は、令和3年7月21日に開催された。
開会の際、町長の入江嘉則氏は新型コロナウイルス感染症に関して、今後の感染拡大に懸念を示した。同氏は、ワクチン接種が進んでいることを強調し、町民への感謝の意を表した。特に高齢者の2回目接種率が72.9%に達している事例を挙げた。
本臨時会では、名誉町民の選定議案と一般会計補正予算が議題に上った。名誉町民に選定されたのは、経済界の代表である丹下大氏であり、入江氏はその功績を称賛した。丹下氏は、町の経済振興に寄与した上で、保育所の建て替えに対して多額の寄附を行ったことが評価された。
この選定についての質疑応答も行われ、久保田龍泉議員は寄附の具体的な用途と名誉町民推挙のタイミングについて質問した。副町長の森重純也氏は、名誉町民の選定を早めに行いたい方針を強調し、寄附を受けたことの重要性を再確認した。
次に、一般会計補正予算についても討議が行われた。補正予算では、主に新型コロナウイルス関連の支出を計上。具体的には、庁舎建設事業や、生活困窮者支援事業に関連する経費が含まれる。副町長の森重氏は、歳入の総額が124億円を超える見込みであり、新型コロナウイルス関連の施策を進める上で不可欠であると説明した。