令和元年第5回神石高原町議会定例会が9月6日に開会し、重要な議案が審議されている。
会議では、平成30年度決算の審査が中心議題であり、入江 嘉則町長が挨拶を行い、両橋本監査委員に対する感謝の意を表した。決算審査は、「予算が適正に執行され、その結果としてどのような行政効果があったか」を重視するという。入江町長は、「具体的には住民のためにどのような仕事をし、成果はどうであったかを明確にすることが重要」と強調した。
決算審査においては、関連する報告が一括で提出された。副町長の森重 純也氏が、決算報告第9号及び第10号、すなわち実質赤字比率や資金不足比率についての説明を行った。特に、災害からの復旧が進む中での財政運営の重要性が述べられ、最終的な状況を把握するための質疑が行われた。出席議員からは、特に質疑はなく、報告が認められた。
続いて日程第11号として、教育委員会に関する事務の点検・評価報告があり、馬屋原 健治教育長がその概要を説明した。議員 林 憲志氏が文化財の継承について質問し、具体的な取り組みや課題について意見を求める場面があった。教育課長の砂田 香代子氏は、具体的な支援策とともに、地域住民の意識向上を目指していることを報告した。反響として評価はBであったが、さらなる改善が必要とされている。
最終的に、病院事業会計に関する報告に移り、各委員が提出した意見が審視される中で、医療サービスの向上に向けた今後の施策が議論された。町長は、「災害復旧の重要性が高まっている中で、財源の確保に努めつつ、地域住民が求めるサービスをしっかりと提供しなければならない」と述べた。